特別支援学級か?普通学級か?

発達障害
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最初の関門は小学校入学

小さい子どもの進路に関しては、親が責任を持って決めていかなければなりません。
就学に関しても悩んでいる親御さんは多いかと思います。

昨年、保護者として3回目の小学校入学式を経験したSUIかあちゃんです。

2021年現在、世界は新型コロナウイルスによって混沌としています。
昨年度の入学式は、3回目にしてイレギュラーで戸惑いもありましたが、何とか無事に終わってホッとしたのを覚えています。

選択の違い

わが家の長男はアスペルガータイプ、次男は高機能自閉症の診断が出ていますが、自閉度の傾向としては長男の方が高めで、対人スキルは低いイメージです。
病院で相談した結果、長男は普通級を、次男は支援級を選択しました。

この様な判断の違いはどこからきているのでしょうか。

2人の似ているところ

長男も次男も完璧主義で、失敗は苦手、間違えることも許せない、負けるのは嫌いと似ている特性はたくさんあります。
2人とも失敗を恐れるあまり、慎重に石橋を叩くのも同じですし、繊細で傷つきやすいところもよく似ています。

2人の違うところ

大きく違うところは、困り感の表現の方法です。
長男が困ったときには、物を投げたり、物を叩いたり、感情が外に表出します。
一方、次男の場合は、外へは表出せず、困って固まってしまうなど、逆に自分を責める様に内に向かいます。

前の記事にも書きましたが、平仮名やカタカナの習得度が全く違いました。
長男の場合、ベネッセのこどもちゃれんじを利用し、幼稚園年中さんころから、平仮名・カタカナを読み始め、年長さんの時点では鏡文字などもありましたが、どちらも書けていました。
次男はなかなか文字に興味が持てず、年長さんの夏になっても平仮名を読めずにいました。

病院のアドバイス

基本的に小さい子どもの進路は親が決めるのですが、一般的な保護者にとって子どもの就学は何度もあることではありませんし、初めての子どもの場合、親としても初めての経験となります。
私たち夫婦も長男の就学に関して、どうするべきなのかずっと悩んでいました。

そんな時、参考になったのは病院からのアドバイスです。

長男は普通級へ

長男の場合、診断されたのは年長さんの後半だったこともあり、入学と同時に支援学級に入ることは難しかったかもしれませんが、病院の先生も長男は普通級からスタートしましょうという判断でした。
おそらく、算数に関しても簡単な足し算・引き算ができたりと、勉強面に対する不安が少なく、本人も勉強に関して困ることが少なかったからだろうと思います。

だからといって、長男の学校生活が安泰だったのかといわれると、そうではないのですが…。

次男は支援級へ

一方、次男は、算数に関してはやはり得意で、簡単な足し算・引き算はできていましたが、文字に関しては全くできず…。
年長さんになっても自分の名前すら書けずにいました。

しかし、対人スキル的には長男よりも高く、お友達とも仲良く過ごせていたので、やはり悩まされました。
年長の10月頃に就学に向けて、病院で発達検査を受けたのですが、その時には文字は読めず書けずでした。
しかし、図形を見て模写する検査はできていたので、文字を認知できないという事はないだろうというお話でした。
この検査の結果を受けて、支援級への申し込みの締め切りギリギリまで、平仮名を読めるように頑張ってみようかという事になりました。

私たち家族が住む静岡県東部では、支援級への申し込みは12月が締め切りギリギリです。
各教育委員会によってこの締め切りの時期は違いますので、お住いの地域で確認が必要です。

では、ギリギリまで頑張ったのかというと、実は早々にやめました。
平仮名のドリルはもちろん、タブレットのアプリやDSのソフトもつかってみましたが、完璧主義の部分が失敗を恐れてしまい、かなりストレスになったようでした。
これで自己肯定感が下がってしまうのは本意ではなかったので、次男には支援級でゆっくり平仮名を覚えてもらおうという結論になりました。

まとめ

わが家の長男と次男の場合は、勉強に関しての困り感と表現の方法が決め手となりました。
長男のように外へ表出するタイプは、先生にも分かりやすく、サポートを受けやすいのですが、次男のようにただ固まってしまうといった場合、教室で行う授業中などは先生からも分かりにくく、サポートが受けにくいので、先生や学校に対して不信感を持ちやすく、将来的な不登校にも繋がると言われています。

飽くまでも、わが家の長男と次男のケースなので、こういうケースもあるんだなと参考にしていただければ幸いです。
大事なことは、その子その子に合ったサポートができるかどうかだと思っています。

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