高機能自閉症とアスペルガータイプ

自閉スペクトラム症

うちの次男

3人兄弟の一番下の次男は、自閉スペクトラム症の高機能自閉症と診断されています。
長男はアスペルガーで次男は高機能自閉症とされていますが、それはどういった違いなのでしょうか。

高機能自閉症とアスペルガーの特徴

高機能自閉症の特徴

文部科学省の特別支援教育についての資料の中では、下記のように示されています。

A.知的発達の遅れが認められないこと。

B.以下の項目に多く該当する。
○人への反応やかかわりの乏しさ,社会的関係形成の困難さ
・目と目で見つめ合う,身振りなどの多彩な非言語的な行動が困難である。
・同年齢の仲間関係をつくることが困難である。
・楽しい気持ちを他人と共有することや気持ちでの交流が困難である。

○言葉の発達の遅れ
・話し言葉の遅れがあり,身振りなどにより補おうとしない。
・他人と会話を開始し継続する能力に明らかな困難性がある。
・常同的で反復的な言葉の使用または独特な言語がある。
・その年齢に相応した,変化に富んだ自発的なごっこ遊びや社会性のある物まね遊びができない。

○興味や関心が狭く特定のものにこだわること
・強いこだわりがあり,限定された興味だけに熱中する。
・特定の習慣や手順にかたくなにこだわる。
・反復的な変わった行動(例えば,手や指をぱたぱたさせるなど)をする。
・物の一部に持続して熱中する。

○その他の高機能自閉症における特徴
・常識的な判断が難しいことがある。
・動作やジェスチャーがぎこちない。

C.社会生活や学校生活に不適応が認められること。

資料1 LD,ADHD, 高機能自閉症の判断基準(試案),実態把握のための観点(試案),指導方法:文部科学省 (mext.go.jp)

リンクのページには詳しい具体例なども載っていますので、参考になるかと思います。

アスペルガーの特徴

では、アスペルガーの特徴はどうでしょうか?

アスペルガー症候群とは、知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わないものである。なお、高機能自閉症やアスペルガー症候群は、広汎性発達障害に分類されるものである。

学習障害(LD)、注意欠陥/多動性障害(ADHD)及び高機能自閉症について:文部科学省 (mext.go.jp)

文部科学省のサイトではこのように定義されています。
つまり、アスペルガーは言葉の発達の遅れがありません。

長男と次男の言葉の発達の違い

同じ発達障害、自閉スペクトラム症といっても言葉に関しては大きな違いがありました。
長男も次男も言葉を話し始める時期は大きくは変わらなかったと思いますが、文字の習得には大きな違いがありました。

長男は、幼稚園の年長さんの頃には平仮名・カタカナを読むこと、書くことができていましたが、次男は、年長さんの後半になってもなかなか平仮名が読めませんでした。
長男も次男も、幼稚園の頃からベネッセの【こどもちゃれんじ】 をやっていて、長男は教材を利用して平仮名をマスターできましたが、次男は興味が持てなかったようです。
次男は今、特別支援学級情緒級に在籍していますが、小学校就学の際に一番の決め手になった部分でもあります。

平仮名の読みが苦手な場合、単純な言葉の遅さだけでなく、ディスレクシア(読字障害)の疑いもあると思います。

ディスレクシアとは

発達性ディスレクシア
小児期に生じる特異的な読み書き障害は発達性ディスレクシアとして知られ、知的な遅れや視聴覚障害がなく充分な教育歴と本人の努力がみられるにもかかわらず、知的能力から期待される読字能力を獲得することに困難がある状態、と定義されます。なお、通常、読み能力だけでなく書字能力も劣っています。
発達性ディスレクシアの発生頻度はアルファベット語圏で3~12%と報告されています。日本では2002年に続いて2012年に小中学校教師を対象とした全国調査[2]が行われました。それによると学習面に著しい困難を示す児童生徒は4.5%存在することが示されています。日本語はひらがな・カタカナ・漢字の3つの文字表記がありますが、ひらがなの学習障害は0.8~2.1%の有病率とされます。漢字や英語の学習障害はそれよりさらに多いとも見積もられていますが、文字別の有病率も含めた詳細なデータは今後の研究課題です。

学習障害(限局性学習症) | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)

次男の発達検査の時点では、記号を真似て書く検査で識字の力はあると判断されていますが、この先も読字に困難が残る場合、ディスレクシアの可能性もあると覚悟はしています。
これは珍しいことではなく、ASDやADHDにディスレクシアが併存していることは多いと言われています。

しかし、ディスレクシア障害があるとなると、学校や家での対処方法が異なってくると思いますので、もし気になる方は受診して、専門家の意見を聞くことをお勧めします。

わが家ではそもそもASDの診断もあり、支援級でのサポートが得られるので、少し様子を見ていますが、普通級に通うお子さんは不登校のきっかけにもなり得るので、早期の対策が必要です。

現在の次男

小学生になり、平仮名はほとんど読めるようになってきましたが、カタカナはまだ不安な部分があります。
特に書くことに苦手意識があり、失敗を恐れる性格も手伝って、なかなか練習が進みません。
ただし、年齢とともに納得して勉強できることが増えてきたので、こういった特性上ゆっくり様子を見ながら、次男に合わせて進めていくことも必要なことだと思っています。

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