偏食もASDの特性の1つ

発達障害
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ASDの偏食?

ASDの特性の1つに偏食があります。ですが、その特性も人それぞれです。

特性が偏食の原因のことも

魚の臭いが苦手です

単純に好き嫌いなのかと言われると、ASDの特徴の1つが原因で食べられないということもあるので、それほど単純ではありません。

わが家の長男と長女は、嗅覚が他の人よりも過敏なので、魚の臭いがダメなようです。

長男の方が顕著で、魚介類はどんな調理法でも気になる様です。ただ年齢とともに嗅覚も落ち着いてくるようで、給食では少し食べられるようになってきているようです。

長女も魚介類は苦手ですが、臭いが控えめのものは食べられるようです。

わが家では長男が小さい頃から生協の宅配パルシステムを利用していますが、そこで購入する鮭フレークは臭いが少なく、焼き鮭をほぐしたものに近いので、長女は好んで食べています。

食感が苦手です

長女はウインナーのパリッとした皮の食感が苦手です。

ハンバーグやハムなどは好きですし、皮無しのウインナーなら食べられるようなので、やはりあの皮の感覚が苦手なのでしょう。 

個人的にはあのパリッとした皮から溢れる肉汁がおいしいと感じますが、長女にとってはただの硬い皮のようです。

お弁当など必要な時は、長女には皮なしのミニウインナーを購入しています。

野菜の苦味?が苦手です

次男は野菜が全般的に苦手です。野菜の何が苦手なのか、本人も詳しくは分かっていないようですが、カレーに入れたり、餃子に入れたりすると食べられますし、もやしなど淡白な味の野菜は野菜炒めにして食べられるので、野菜本来の苦味のような物が苦手なのかなと考えています。

しかし、給食では少量に減らしてもらってはいますが、頑張って食べているようですし、果物果汁が入っている野菜ジュースも好きで良く飲んでいるので、家で野菜を食べないからと注意することはありません。

もちろん、小さい頃に病院でも相談しましたが、カレーの野菜や野菜ジュースが大丈夫であれば、いずれ食べられるようになるだろうという事でした。

特性の変化による食の好みの変化

嗅覚の変化

赤ちゃんの頃は総じて感覚は鈍感ですが、身体の成長に伴い五感も成長します。やがて年齢と共に感覚は衰えていくといいますが、過敏な感覚も大人になるにつれて和らいでいくので、食べられた物が食べられなくなったり、食べられなかった物が食べられるようになったりします。

わが家の長男の場合、離乳食完了してすぐの頃は納豆が食べられましたが、成長と共に臭いが気になり食べられなくなりましたが、さらに小学校高学年になると、また食べられるようになりました。

食感の変化

また、食感を変えることで食べられるということもあるようです。

長女は、やはり離乳食完了直後には食べられたバナナが成長と共に食べられなくなりましたが、チョコバナナは食べられるので、どうしてなのか聞いてみました。チョコバナナは周囲をチョコでコーティングしてあり、パリパリとした食感になるので、大丈夫だそうです。

ワガママではない

この障害を理解していれば当たり前の事ですが、表面的に障害だとわかりにくかったり、食べられる時食べられない時があったりするので、ワガママだと捉えられることもあります。

なかにはそれしか食べられないというお子さんもいらっしゃるので、周囲に理解してもらえないと非常にツライです。

まとめ

もちろん、単純に味が好きではないという事もありますが、ASDの特性による感覚過敏などが原因で食べられないことも多いので、その場合は無理して食べさせなくても良いですし、原因が分かって対策できるならしても良いと思います。

中には「食べられない」と言い出せない子もいるので、わが家では毎年担任の先生に、特性上苦手な旨を伝えています。

とはいえ、極端に栄養が取れない場合は、病院で相談することをおすすめします。


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