新型コロナワクチンについて思う事

時事問題

ワクチンを接種すべきか?せざるべきか?

第5波

日々自粛生活を送っていますが、2021年8月8日から静岡東部もまん延防止等重点措置区域に追加されました。
子ども達が夏休み中であったことは救いですが、遠方に住む祖父母と会えず1年以上経ってしました。

いよいよ迫ってきたワクチン接種

医療従事者から始まり、高齢者と順次進んでいるワクチン接種ですが、色々な声が聞こえてきているのも確かです。
私も3児の母として、気になるところではあります。

mRNAワクチンってどうなの?

新しいワクチンとして世に出てきたmRNAワクチン。
大学時代に生物を専攻していたこともあり、ちょっと調べてみました。

デマがスゴイ…

ちょっと調べてみるつもりが、何日もかけてあらゆる記事を精査するはめに…。

新しい機構のワクチンであるので、皆さん不安もあるでしょうし、賛成・反対、色々な意見があるのは当然です。
ですが、記事に引用するならちゃんと調べようよ…と思ってしまうくらいには、デマとデマを都合よく利用するブログ記事に出会います。

evidenceって理系学部では耳タコじゃないですか?

大学時代、指導教授から散々言われていたのが、「evidenceは?」という言葉だった気がします。
それくらい科学にとって大事なことだと思っています。

どうしてすぐにワクチンができたのか?

多くの方が不信感を持ってしまう原因に、早期にワクチンができたことも挙げられると思います。

そもそも新型コロナって?

新型コロナウイルス感染症と言われているのは、正式にはCOVID-19という病名であり、SARS-CoV-2というコロナウイルスによって引き起こされます。

人に感染するコロナウイルスは現在7種発見されており、うち4種は通常の風邪と診断されるものですが、その他は、現在パンデミックを引き起こしているSARS-CoV-2、2002年から2003年に流行したSARS(サーズ)の原因ウイルスSARS-CoV-1、2012年に流行したMERS(中東呼吸器症候群)を引き起こすMERSコロナウイルスの3種です。

SARSの出現以来、重症化するウイルス感染症としてコロナウイルスは研究されてきました。
SARS-CoV-2 と SARS-CoV -1の相同性は79.6%あり(Nature 感染症:中国に出現した新興コロナウイルスの分析)、2種は近縁であることが分かっています。

mRNAワクチンはずっと研究されてきた

定期接種で利用されているのは生ワクチンや不活化ワクチンなので、新たなワクチンとして突然現れたように思われているmRNAワクチンですが、1990年代頃から実用化に向けて研究されてきました。

mRNAを治療やワクチンで利用するために、大きな一歩となった研究はカリコー博士による修飾mRNAの発見です( Karikó K et al. Mol Ther. 2008 Nov;16(11):1833-40)。

つまり、10年以上もの間、各国で研究され続けてきた技術なのです。

実際どうなの?

長い間研究されてはきましたが、予防接種のワクチンとしての利用は初めてです。

mRNAや作られたスパイクタンパク質はいつまで残るの?

mRNAワクチンを調べていると、修飾mRNAは半永久的に体内に残るような記事も見かけますが、そんな事はないようです。

mRNAはリボソームで翻訳されている最中にも酵素によって分解しますが、実際にmRNAが機能している期間は1週間から10日程度である(Journal of Controlled Release
Volume 217, 10 November 2015, Pages 345-351
)と動物実験でも分かっています。

不妊症になるのか?

ワクチンによって作られるスパイクタンパク質の抗体が、胎盤を構成するシンシチン‐1というたんぱく質も攻撃してしまう可能性があるという記事もありましたが、実際にはほとんど似ていないため攻撃するような事はないようです(こびナビ)。

実際にシンシチン-1は内在性レトロウイルスであることが知られていて、コロナウイルスとは違うようです。

また、スパイクタンパク質が卵巣に溜まるというデマもありましたが、根拠となった漏洩文書は、厚生労働省のウェブサイトから誰でも閲覧できる薬物動態試験の資料であり、極秘資料でも漏洩文書でもありません。
また、卵巣への分布は0.095%以下であり、多量に蓄積したといえる量ではありません。

アナフィラキシーが心配

どんなワクチンでも異物を体内に入れるので、アレルギー反応が起こる危険性はあります。
2021年2月に発表された論文では、ファイザー社製が100万回に4.7回、モデルナ社製は100万回に2.5回と報告されていますが、2021年3月に発表された別の論文では、 ファイザー社製が0.027%、モデルナ社製は0.023%と報告されていて、可能性はゼロではありません。
しかし、治療法はありますので、接種後の経過観察を注意深く行い、発症時はすぐに治療することで回復されているようです。

アレルギーの原因は特定はできないようですが、既存のワクチンには使われていない、mRNAワクチンの添加物であるPEG(ポリエチレングリコール)の可能性が原因物質の一つであると考えられているようです。
PEGは、歯磨き粉や化粧水、ヘアケア商品などに使われていますので、日常生活の中では身近な物質であるようです。

ワクチンと心筋炎

mRNAワクチンと心筋炎の関連性について調べた論文があり、2000287人のうち20人が心筋炎、37人が心膜炎を発症したと報告されています。

その原因についてははっきりとは分かっていませんが、SARS-CoV-2がヒトの細胞に侵入する際に必要なACE2受容体の分布に関連があるのではないかという意見もあるようです。
ACE2受容体に結合する部分はSARA-CoV-2のスパイク部分になりますので、mRNAワクチンによって作り出されたスパイクタンパク質が影響するのではないかという事です。

まとめ

個人的に気になったことやデマだと分かったことなど書いてきました。
できる限り根拠となるようなデータやそのリンクも付けました。

私自身はワクチン接種自体を誰かに勧めたり強要したりすることは無いと思います。
子ども達にはこのようなデータを示し、一緒に考えることはするでしょうけれど、友人や第三者に対しては中立な立場でありたいと思っています。

接種するのかしないのか、どちらも選択する自由があります。

重篤な副反応や心筋炎の可能性はゼロではありませんし、長期的な副反応の危険性は全く分かりません。
反対に、接種せずに重症化し後悔された方も居ますし、どちらを選んでも後悔する可能性はあります。

リスクとベネフィットのバランスはそれぞれ違うので、いくら悩んでも答えは簡単には出ません。

悩んで、ネットで色々と調べることも大切なことだと思いますが、その情報が本当に正しいのか、自分にとって都合の良いことが書いてあるから信じたいだけなのか、精査することはもっと大切なことだと思います。

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