自閉スペクトラム症って遺伝するの?

自閉スペクトラム症

自閉スペクトラム症と遺伝の関係

わが家には男の子、女の子、男の子の3人兄弟がいます。
一番上の長男と一番下の次男は、病院で発達障害と診断されています。
真ん中の長女は幼稚園や学校で困りごとはなく、診断を必要とすることはなかったのですが、対人スキルとしては、特徴を持っていると思っています。

自閉スペクトラム症(ASD)の特徴は親譲り?

プロフィールにも書きましたが、私はAC(アダルトチルドレン)です。
その原因は、主に母親からの身体的、心理的虐待ですが、3人の育児を通じて私が気付いたことは、私の母の特徴がアスペルガータイプの尊大型に当てはまるということです。

アスペルガータイプの4つのタイプ

他者との接し方を基準に分類した、アスペルガー症候群の4タイプは以下の通りです。

尊大型
他者に対して見下したような、高圧的な態度をとるタイプ。その言動がハラスメントと受け取られるケースもある。
孤立型
他者への関心を一切持っていないタイプ。一人でいること、一人遊びを非常に好み周囲に誰もいないかのように振る舞う。
受動型
自分からかかわろうとはしないが、他者から話しかけられると受け入れるタイプ。従順でどんなことでも受け入れてしまうので、トラブルに巻き込まれることも。
積極奇異型
他者に積極的に話しかけ、親しくなろうとするタイプ。ただ、相手の都合を考えず自分が話したい事だけを延々と話し続けてしまう。


上記のほか、「大仰型」と呼ばれる分類も登場し、5つの型でアスペルガー症候群を分ける考え方もあります。

【尊大型】アスペルガー症候群の特徴は?家族や友人はどう対応すればいい? | :D-commu でぃーこみゅ (sensei-japan.com)

尊大型アスペルガーの特徴

4つのタイプのうち、尊大型アスペルガー症候群の人には以下の特徴が見られます。


●強圧的な態度で自らの主張を振りかざし、周囲を圧倒するようにふるまう
●自分の主張を一方的に押し通すことにこだわり、その方法での問題解決にこだわる
●このような強圧的態度をとるのは、家庭内など気を許せる人の前だけということも多い
●学力が高いことが多く、教師や上司からの信頼を勝ち取り力のある立場になることも

【尊大型】アスペルガー症候群の特徴は?家族や友人はどう対応すればいい? | :D-commu でぃーこみゅ (sensei-japan.com)

この様な特徴をもつ尊大型ですが、私の母もまさにこのような強圧的な特徴がありました。
私の実家は母がルールでした。全てにおいて母が正しく、母の顔色を伺いながら、その時その時の正解を探す日々でした。

ただし、この経験は子育てにおいても母として役立ったので、人生無駄なことは無いんだなと思っています。

自分も特徴があるかも?

自閉スペクトラム症の子どもをもち、アスペルガータイプの母をもつ私は、現在ACとしての特徴が大きくなかなか目立ちにくいのですが、自分の幼少期を思い出すと、アスペルガーの孤立型に近い特徴を持っていると思います。

子どもの頃、家族以外の人となかなか会話ができませんでした。
来客が叔父や叔母であっても、毎回一定時間、慣れるまでに時間がかかり、その間まったく喋らないという感じであったので、今思えば対人スキルに特徴があることは明らかです。
それ以外にも車内に居ても排気ガスの匂いが気になる程度には嗅覚に過敏さがあります。

そう考えると、自閉スペクトラム症って遺伝するのかな?と考えてしまいがちです。
次男の通う小学校の支援級にも、兄弟で在籍している子達が居るのですが、そういった事実もそうなのかなと思わせます。

自閉スペクトラム症の原因、またその遺伝子等も分かっていない

ですが、2021年現在の情報では、自閉スペクトラム症が遺伝するとは言えないようです。
自閉スペクトラム症は生まれつきの障害でありますが、未だにその原因も、それに関わる遺伝子も分かっていない状況です。

次男の障害が分かったときに、病院の臨床心理士の先生に遺伝的な要素に関して聞いたことがあります。
双生児を対象としたいくつかの研究では、一卵性双生児と二卵性双生児の発症一致率を比較した時に、一卵性双生児の方が一致率が高かったこと、しかし、その一致率は100%ではなかったことから、単一遺伝子によるものではなく、複数因子によるものと考えられているそうです。

つまり、血液型のように親子間で明確に遺伝したと分かるものではなく、いくつかある原因遺伝子のうち、一部が遺伝して現れる形質があるということです。
このことは自閉スペクトラム症のスペクトラム構造の考え方と一致しています。

複数因子の考え方に関しては、こちらのサイトの宮本先生の記事が分かりやすかったので、リンクからご覧になってみてください。

遺伝的要素はある

ASDと診断されるにはいくつかの特徴の表れがあるので、その原因となる遺伝子を複数保持していることになります。当然、原因遺伝子を多く持つ方が、次代へ伝わる確率も高くなります。
その点において遺伝的な要素も多分にあると言えそうです。

しかし、長い生物の歴史の中で、生き残る遺伝子には理由があることが多いのも事実。
個人的には、障害をもたらすだけの遺伝子ではなく、そこに必要性があるかもしれないと夢を見ています。

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