【発達障害】甘えてこないから甘えさせることが必要ないとは限らない ~いい子症候群~

発達障害
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親も初めての子どもの時は分からない事だらけです。

2人目3人目だからって絶対間違えないか?といえばそんな事もなく、日々育児に悩まされる毎日です。

大人になってからもっと甘えればよかったと気付く

自分はAC(アダルトチルドレン=虐待サバイバー)なので、親に甘えたくても甘えられない環境でしたが、発達の特性で自分のルールに縛られて上手く甘えられないお子さんもいます。

私がボランティアでお手伝いに行っているフリースクールで働いている女の子の一人は、まさにこのタイプです。

良い子でありたい気持ち

大人の発達障害といわれますが、大人になってから突然発達障害になる訳はないので、子どもの頃は気付かかなった、気付いてもらえなかった人たちになります。

そんな方たちの中には気付き難い特性を持つ人も多いです。

真面目で自分の理想とする自分でありたいと、自分の凸凹を頑張って隠してしまうようなお子さんは、軽度のLDなどは気付けない事もあり、できない自分がなぜできないのか知ることもなく、できない事に劣等感を持ってしまいます。

その結果、自分に自信が持てず、良い子であることに固執してしまう事があるようです。

いわゆる、いい子症候群

「いい子症候群」は、親がどう思うか、親からどう思われるかが何よりも大事

心理学者が指摘する “いい子症候群” たちの未来――自主性のない子どもの特徴5つ

一般的には育てられ方によって生じる特徴ですが、発達の特性がある場合はその限りではないと思います。

自分の理想とする自分というのはそれぞれ違い、他者からの言動で簡単に変更できるものではありません。

わが家の長男のように、自分の理想通りにいかない事の不満が外へ溢れる場合は、それが苦しいのかと共感したり、気持ちを汲み上げてあげることができますが、それすらも表に出せない子はなかなか察してもらう事はできません。

なぜだか分からないけどみんなが簡単にできる事ができない自分。
そんな自分に自信が持てないからこそ、他者からの評価で何とかアイデンティティを確立しているという場合、いい子であろうとするスパイラルから簡単には抜け出せないのです。

溢れるまで愛情を注ぐことは心の強さに繋がります

子どもの特性を知り、そのサポートができれば、解決する問題ではありますが、その困り感がどれほどの物なのか判断するのは容易ではありません。

わが家の長男次男は、それぞれアスペルガータイプと高機能自閉という診断があり、困り感もはっきりしていて、学校でも支援してもらいやすい立場ですが、長女のようにグレーゾーンの子どもはどの程度困っているのか、よくわからない事も多いです。

今のところ、わが家の長女は多少の困り感はあっても、芯が強く対応できていますが、病院からはそれに親が甘えて放置しないようにと釘を刺されています。

そんな時に参考にした本です。

障害の有無に関係なく、親としてどう子どもと接するのか、甘えさせるとはどういうことなの、たくさん学ばせてもらいました。

今更愛を求めるのもあり

私もACからのいいこ症候群であったので、参考サイトに書かれいている特徴にはがっつり当てはまります。

この場合、親子関係が微妙なので、大人になって気付いてから甘えようと思っても、そもそも無理です。

ですが、発達の特性によって、『いい子であるべき』と思い込んで親に甘えられなかっただけという人は、今更でも親に甘えてみるのもいいのではないかと思います。

親は、ただ子どもが困っている事に気付かなかっただけですから。
むしろ気付いてあげられなくごめんねと、思うはずです。

親になった今だからわかる気持ちですね。

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