父親ってずるいよねって思う時
あつ森の月を見て新月に気付くSUIかあちゃんです。
高機能自閉タイプの発達障害児の次男は、お父さんとお母さんで頼り具合が違います。
お父さんは分かってくれないと思われている
うちの主人は発達障害に関して理解がある方で、通院も常に一緒に行ってくれていますが、日常生活の中では、「もうちょっと分かってよ」と思う事もちらほら…。
圧倒的に接する時間が少ないけれども
前回、次男のこだわりについて記事を書きました。
病院で
「こだわりは不安からくるものだから、できるだけ付き合ってあげて。そのうち大丈夫になるから。」
と言われたことを一緒に聞いていますが、『分かりやすいこだわり』は分かっても、『分かりにくいこだわり』は分からないのかなと思います。
分かりにくいんだから仕方ないとは思いますが、でも、父親なので一方的に決めつけるのではなく、「何で子どもがそう言っているのか」は考えてほしいなと思います。
それを考えもせず、「次男が何を考えてるのか知らないけど、お父さんはこう思ってるからこうして」と押し付けるのはいかがなものか。
事件はお風呂で起こりました
わが家の次男は現在小学2年生で、お風呂のこだわりを紹介したように、お風呂に少し不安があるようです。
夜であったり、裸になったりする無防備感なのかなと思いますが、技術的には?一人お風呂に入ることはできますが、気持ちの面でお母さんと一緒が良いと言っているので、無理はさせず一緒に入っています。
その日はまだ湯船にお湯が入っておらず、主人がお湯はりしようとしたところ、次男が
「まだお湯入れないで。」
と言ったところから始まります。
次男は以前お湯を入れ忘れた時に、お湯の入り始めた少ないお湯の湯船に浸かって遊ぶのが楽しかったようで、お湯が入っているならそうしたいと思ったようでした。
いつもなら私がそれに付き合うところですが、あいにく手が離せず、次男は少ないお湯の湯船で遊ぶことを優先し、
「お父さんとお風呂に入る。」
と決めたのでした。
お父さんの融通が利かないでどうする
お風呂にお湯が入ってないと分かると
「はあ?」
と言い出したのは主人です。
「お父さんはお湯の入っていないお風呂は嫌だから、お湯が全部入ったら呼んで。」
と言ったのです。
それを聞いて
「はあ?」
と思ったのは私ですが…。
「お風呂に一緒に入るって体洗ってあげたり、安心させてあげたり、そういうことでしょ?
何でお湯溜まるまで放置なの?
次男の気持ちを分かって言ってるの?」
と私が切れ気味に言うと、主人はしぶしぶお風呂へ向かいました。
長男の言葉が感慨深い
その様子を見ていた長男に、
お父さんも特性あるよね?
そうだね。
どういうところがそう思う。
お母さんが思っているところと同じところかな。
それを聞いて、次男の気持ちやお父さんの気持ちが分かり、その上で自分なりに判断できるなんて、成長したなと感じました。
まとめ
子どもの考えを知ることは、子どもが発達障害児だから必要な事ではないと思います。
むしろ定型発達のお子さんの方が、聞き分けが良かったり、我慢ができたりする分、親が丁寧に聞いてあげることが大事ではないかなと思っています。
親も人間なので、どうしても受け入れられない事もあると思いますが、その時は自分の意見を通すだけではなく、子どもの意見も聞き、妥協点を一緒に考えてあげるべきではないでしょうか。
発達障害の子ども達は親のこういったやり方を学び、自分と他者との妥協点を見つけるソーシャルスキルのトレーニングにもなるかと思います。
最後に、主人は育児に関して、「これどうするの?」「あれどうするの?」と簡単に聞いてきますが、私だって日々手探りです。
分かっている事ばかりではない事も、子どもから考えを苦労して聞き出している事も、そんな苦労も分かった上で聞いてきて欲しいと思います。
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