見捨てられ不安を抱えています
今思うと、若い頃の自分が境界性パーソナリティ障害に近かったなと思う事はあります。
半歩足を踏み入れたような、そんな状態…。
どこまで大丈夫か試したいのです
親だって条件付きでしか愛してくれなかったのに…
虐待から二次的に発生する精神疾患や困難さは、大人になってからも続き人間関係に多大な影響を与えます。
私のような人間は愛されないと思って過ごしているので、自分に対して好意的な態度をとってくれる人に対して、どこまで近づいて良いのか適切な距離感も分かりません。
そのため、恋人のような特別な関係になると、どこまで許容してくれるのか、どんな自分も受け入れてくれるのか、常に確認しないと不安になってしまうのです。
親の無償の愛を知らずに育つと、人間関係は利害関係としか捉えられなくなります。
根底に人間不信があります。
境界性パーソナリティ障害
境界性パーソナリティ障害とは、自分や周囲の友人・知人に対する評価が一定しないために人間関係が長続きしなかったり、常に虚しい気持ちを抱え続けていたりするパーソナリティの障害です。
ネガティヴな感情を抱きやすく、それから逃れるためにしばしば衝動的に自分を傷つけるような行為に走ります。
https://www.premedi.co.jp/%E3%81%8A%E5%8C%BB%E8%80%85%E3%81%95%E3%82%93%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3/h00128/
こういった特徴が明らかになってくるのが20歳前後が多いらしいですが、まさにその頃に出会った主人に対して、見捨てられ不安から愛情を試すような行動をしたり、壁を殴ったり頭を壁に打ち付けたりといった自傷行為もしていました。
自分の価値がわからない
今、当時の自分を思い出すと、おかしかったなと思いますが、当時の自分は全く気づきませんでした。
虐待サバイバーであるACは、自分に価値が無いと思っているので、付加価値がない自分に自信が持てません。
親から貶されて育っているので、自分はダメ人間だという思いが強いです。
また、親の期待に応えるために、自分の不得意の分野でのチャレンジを余儀なくされ、失敗が続いたり脱落したりと、自信を育てる機会にも恵まれません。
結果、何も持っていない自分を好きだというのは、おかしい…。
きっとすぐに離れていくという思いがあります。
無償の愛を求めてしまう
無償の愛情を知らずに育つので、好意を持ってくれた人と距離が近づくと、無償の愛を求めてしまいます。
しかし、親子でも家族でもない人がそんな愛情をくれる事は稀です。
上手くいっていると思っても、デートDVのような共依存関係になってしまうケースもあるようです。
「何で分かってくれないの？」
「本当に私の事が好きなの？」
と何度主人に言ったか分かりません。
まとめ
うつ状態の時もあり、突然街中で泣き出したり、怒ったり、酷かったです。
それでも、3児の母として子ども達を愛せる程に立ち直れたのは、主人のおかげです。
今も完全に不安が無くなった訳ではありませんが、昔のような試すような言動は無くなりました。
自分の中にある正直な気持ちに向き合い、本当に自分が望んでいる事に気付く事が大事だと思います。
「いつか私の事を捨てるつもりなの？」
と聞くよりも、
「ずっと側に居てね。」
と言う方がずっと気持ちが伝わる事に気付いたのです。
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