本を読むことは国語の成績UPにつながるのか?

ASDの特性
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読書のススメ?

以前、子どもがお世話になった先生からの依頼で、市の子ども読書推進会議のメンバーとして参加したことがあります。

そこでは、子どもの活字離れが問題になり、どうしたら子ども達に本に触れ合ってもらう事ができるかや、中学生の本の貸出数がどうすれば伸びるのか、学校図書館の電算化や図書館補助者に関して話し合いが持たれていました。

しかし、主に参加されている会議の中心メンバーが割と高齢な方々も多く、現在の子ども達の現状に即しているのかは少し疑問に感じていました。

読書と国語力は比例するのか?

そういったなかで良く耳にするのは、国語の読解力を養うためには読書が良い、という話です。
つまり、読書をすれば国語の成績が上がる、もしくは読書をしないと国語の成績は上がらない、というような話がまことしやかにされています。

私が子どもの頃と違い、今はゲームや動画、SNSなど子ども達を取り巻く世界にはデジタルコンテンツがあふれています。

そういったデジタルコンテンツにより、子どもの活字離れが進み、国語力の低下が問題視されているという話を聞いていました。

果たしてそうなのでしょうか?

読書をしていても国語の問題は分からない

小学校低学年の間は漢字の学習が中心となりますが、小学校高学年、中学、高校と国語のテストで問われるのは読解力が中心となります。

私自身、読書は趣味で、月に20冊以上は本を読んでいました。
現在も活字中毒で、AmazonのKindle Unlimitedにはかなりお世話になっています。

では、かなり国語の成績が良かったのかと言われると、決して良いとはいえませんでした。

授業で扱う教科書の物語や説明文の問題は暗記して回答できても、初見の文章問題に関しては全く自信がありませんでした。

読書を楽しむ事に必要なのは想像力

私の中で読書はずっと娯楽です。
ゲームや動画、アニメなどと同列です。

決して読書だけが高尚なエンターテイメントではないと思っています。

その物語を読み、想像し、その世界に入り込む…。
読者によってその解釈は様々で、その時登場人物がどう思って何をしたのか、全ては読者の価値観だったり経験だったりにゆだねられます。

小型犬と書かれていれば、ミニチュア・ダックスなのか、トイ・プードルなのか、ポメラニアンなのか、豆しばなのか、他に描写が無ければ、それぞれ自分に一番身近な小型犬を想像するのです。

国語の問題は読者によって解釈が違っては困るのです

私が大きく勘違いしていたのは、国語の問題はその筆者の気持ちになって考える事ができる力が読解力だと思っていたことです。

しかし、人間、他人の気持ちは分からないので、筆者の気持ちは分からなくて当然です。

読解力とは何か?

小学校、中学校、高校と国語の授業を受けてきましたが、真に読解力を教えてくれた先生は、残念ながらいませんでした。

読解力という言葉を辞書で調べると、「文章を読んで、その内容を理解する能力。」と書かれています。
漠然としていて、どうすればよいのかまではわかりません。

文章を読むと自分の中で色々な考えや思いが浮かびます。

また、内容を理解するためには、行間を読むという言葉もあるように、そこに書かれていない筆者の心情を読み取る必要があるのだと思っていました。

読書で養われる想像力は邪魔なんです

国語に対する考え方がガラッと変わったのは、予備校で現代文に関して論理的な解き方を学んでからです。

私自身は理系だったので、国語は当時センター試験の利用のみでしたが、それ以降センター模試では確実に9割前後は取れるようになりました。

そして私が悟ったのは、国語の文章問題を解くときは、読書を楽しむために必要な想像力は全く必要ないという事でした。

ASDの想像力が乏しい特性

読書が完全に国語力に関係ないかというと、そうではないと思います。

読書をすることで、文章を読むスピードは上がりますし、様々なジャンルの物語に触れることで、語彙力も高まります。

また行間を読む必要はないですが、描写された情景を具体的に想像することも安易になるかと思います。

しかし、わが家の子ども達のように、想像力が乏しい障害特性がある場合は、アニメなど具体的に表現されている事が情報の蓄積には良いというケースもあるようです。
ある程度、映像情報が蓄積されれば、最終的には文章中の描写で様々な情景を思い浮かべる事が可能になります。

まとめ

私個人の体験としては、読書だけでは国語力、読解力UPは難しいと感じています。

もちろん読書をすることで、読むスピードが速くなったり、語彙力が上がったりという事はあります。
しかし、国語の問題を解くにはそれだけでは不足です。

国語は論理的な学問であるので、全ての答えは本文の中にあり、必ずその回答が選ばれるべき理由がある事を分かっている必要があります。

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