学校や学校の先生に対して、批判はあまりしたくないと言いつつ、批判めいた話になりそうなのですが…。
ご容赦ください。
褒めて伸ばすのか、悔しがらせて伸ばすのか
事の発端は長女の話です。
小学6年生になった長女の担任の先生は、50代のちょっと前時代的な先生です。
それが良い悪いというのは無いのですが、その話はちょっとどうなの?と感じた話があったのでご紹介します。
算数の95点は褒めていいのでは…と個人的に思います
今回の算数のテスト、うちのクラスの子は95点が多かったんだって。
みんな点数良かったんだね。
でも、先生に怒られたよ。
なんで?
見直しが足りないから、そういうちょっとしたミスをするんだって。
それができてれば、クラスの平均点が上がったのにって怒られた。
何それ?って思った事は言うまでもないですが…。
頑張ったことは評価されないの?
この先、受験があったり、社会に出て結果が求められたりする事ってあると思います。
でも、まだ小学生です。
情緒面の成長や影響を考えても良いのではないかと思います。
確かに、あとちょっとで100点だったとなれば、惜しいと思う事は正直な感想ですが、それだけを伝えるのではなくて、95点という点数を取れたことを認め、褒めて、それから、ちょっと惜しかったねと伝えても遅くないと思います。
最後にまた褒めて、サンドイッチにすることがベストですが…。
それで悔しかったと思う子は、次から見直しをしっかりするようになるでしょうし、自ら納得して取り組めます。
欠点だけを並べても自己肯定感は育まれません。
日本の子どもの自己肯定感の低さは、こういう指導方法がまかり通っている可能性もゼロでは無いような気がしています。
一人ひとり、みな違う人間です
今回のケースでは、子どもに悔しいと思って欲しかったんだなと思います。
私が子どもの頃に、良く親がやっていた手法です。
そういう面では今回の記事は【虐待サバイバー】でもいいかなと思ったくらいです。
経験上、上記で述べたような理由で、これがあまりいい手法ではない事は分かっていますし、クラス全体に注意したことで、まとめて管理したいんだなという印象を受けます。
しかし、感情は飽くまでも個人のものです。
それをいいように操ろうというのは傲慢な考えだと思っています。
先生という大人が放つ言葉に、悔しいと思う子もいれば、悲しいと思う子もいます。
算数が得意な子がとった95点と、苦手な子がとった95点では、その価値も全く違うでしょう。
一人ひとりが輝けるように、教育の現場では個人を大切にしてほしいなと思います。
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