こだわりを無視すると大変なことになるのです
発達障害の一つ、自閉スペクトラム症(ASD)の子どもの特徴に、こだわりの強さがあります。
こだわりの強さ
https://www.smilenavigator.jp/asd/abc/02.html
自閉スペクトラム症の子どもは幼少期から特定のものごとやルールに強いこだわりを示し、好き嫌いが極端です。自分の関心ややり方、ペースを維持することを最優先したいという志向が強くみられます。また、一部分への興味や関心が強くなり、その領域では良い結果が出やすくなる一方で、そうでない領域は苦手になりやすいことが知られています。
もちろんわが家の子ども達にもありますが、不安感が減ると年齢とともに減ってきます。
今、絶賛こだわり中なのが小学校2年生の次男です。
次男のこだわり行動
成長とともに気にしない事も増えてきましたが、基本的にはあります。
一番最初がいい
コロナ禍で外出が減りましたが、お出かけ後家に入るのは一番最初がいい。
車に乗るときも一番に乗りたい。
というようなこだわりがあります。
返事が決まっている
朝起こしたときに、
先に下に行ってるね。
はーい
というやり取りしか許されません。
ここで、「はーい。」以外を選択すると、延々と「下に行ってるね。」と繰り返されます。
今アツいのはお風呂での儀式
最近特に徹底しているのが、お風呂でのこだわりです。
私は「儀式」と呼んでいます。
入る順番などは気にしませんが、こだわっているところはたくさんあります。
お風呂に入る時
以前ゲームのルールに関して記事を書きましたが、わが家は20:30まではゲームや動画など自由にデジタルコンテンツを利用できます。
まず、この20:30より前の場合、私が先にお風呂に入って後から次男を呼びます。
しかし、20:30を過ぎてからは、同時に入ります。
同時に服を脱ぎ、同時に脱衣所から風呂場に入ります。
顔を洗う時
基本的にお湯やお水が顔にかかることもあまり好きではないと思いますが、シャワーで流すときなどは必ず声掛けをします。
顔を洗う時もかなり気持ちの準備が必要なようで、私が洗顔フォームを泡立て「顔あらうよ。」と声を掛けると、次男がシャワーヘッドを持って準備し、次男が「いいよ。」と言ってからはじめて顔が洗えます。
お風呂を出る時
お風呂を出る時には決まった会話があります。
良く拭くんだよ。
次男くんも良く拭いてね
ママ、かわいいね。
次男くんはもっとかわいいね。
大好きだよ。
大好きだよ。
バイバイ。
バイバイ。
という一連の会話が無いと次に進めません。
全部言えたら、ようやく体を拭き、服を着始めます。
会話は必ず次男から始まらないとダメなので、私から話すと拗ねてしまって大変なことになります。
まとめ
ASDの子さんに見られるこだわり行動は、不安感などから取られる行動なので、できるだけ受け入れてあげたいとは思っています。
しかし、親も人間なので面倒くさいなと思ってしまう事もありますし、間違えたり失敗して子どもの思うとおりにいかない事もあります。
そうなると、子どもが固まったり癇癪を起したり、もっと大変でもあるのですが…。
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